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読書感想文に適している文学作品や名作

読書感想文に文学作品なんていかがでしょうか。
名著や良作をお教えします!

文学作品なんて聞くと堅苦しくて読む気にならないと思っている人も多いのではないでしょうか。読むのに時間がかかりそうだし面白くないから読むのが面倒で飽きそう。読書感想文の書き方もわからないし、最後まで読めず感想文なんてとても書けない。そんな印象があるのかもしれません。 今回はそんな先入観を打ち破る、文学作品の中でも読みやすいものや読感文を書きやすいものをいくつか紹介していきたいと思います。

まずは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」です。


夜空に飛び立つ電車に乗り友人と旅をする主人公。ファンタジーで童話のような内容ですが、作品中に登場する幻想的で美しい言葉や出来事には実は様々な意味が含まれています。暗号を解くように言葉に含まれた意味を調べてみたり、文章の大筋部分に隠された表現を自分で解釈してみたりと、やろうと思えば自由研究にまで幅を広げて鑑賞できる作品です。一度読んだことがある人ももう一度掘り下げて読み込んでみるのも良いのではないでしょうか。

2つめは伊藤左千夫の「野菊の墓」です。


これは短いお話しなのですぐに読み終えることができます。読むのに時間がかからないのがありがたいですね。夏休み終了間際まで読書感想文を残してしまった人への切り札です。 この作品は時代背景や言葉遣いが古いので最初は違和感を感じる人もいるかもしれませんが、心情的には現代の若者と十分通じるところがあり、感情移入がしやすいと思います。主人公の気持ちや周囲の人に対する思いなど、自分ならどう考えただろうかということが表現しやすく、感想をまとめやすい作品です。主人公が置かれる色々な状況や思春期の自分では思い通りにならない立場などに臨場感があり、今の自分と重ねて考えやすいので自然に様々な感想が出てくるのではないでしょうか。読後感もしっとりとしていてとても良い名作です。

次は外国の作品で、カフカの「変身」です。


導入部分が有名なので、そこだけご存知の方もいるかもしれません。 ある日目覚めると巨大な虫になっていた男とその男の家族の物語。衝撃的な内容に引き込まれ、読むのが苦になりません。この物語はテーマが一体何なのか、読んでみて何を感じるのか、何が表現された作品なのかどう感じるのかが人それぞれでとても違う作品だと思います。物語の終わり方も心情的には複雑で、この小説も読めば自然に感想が湧き出てくる作品だと思います。

次に泉鏡花の「高野聖」。


これはとても読み辛い作品です。夏休みの最期の方になって読み始めると大変かもしれません。ところが読み進めていくと、読むのが辛くてもう読むのをやめたいという限界を越えたとき、なぜかスラスラと読めるようになります。その不思議さを体験出来るだけでも是非チャレンジして読んでみていただきたい作品です。 内容は主人公が電車で老僧と出会うところから始まります。老僧が語る不思議な物語。読み辛かったはずの文章がいつのまにか鮮やかな情景が浮かび上がる文章に変わり、読む者をその世界に引き込んで離さず、まるで映画を見たかのような印象が残る作品です。読書で体感を得られる貴重な小説なので夏休みの最初にとりかかってみてはいかがでしょう。美しい表現も心に残る作品です。

最後にもう一つ、梶井基次郎の「檸檬」を紹介しておきます。


この作品もとても短いのですぐ読めます。あまりに短かいので担任の先生に読書感想文の題材として扱ってもらえるのか不安なくらいです。 内容の方はというとビックリするほど感覚が現代的で、作者がまるで現代に生きている若者なのではないかと思えるような作品です。当時、実際はとても深刻だったはずの作者の或る一日の出来事。けれど、若者特有の明るい茶目っ気が最後に安心感を与えています。若くして亡くなった筆者ですが様々な逸話などをみてもまるで現代の若者のようで、親近感がわいてきます。そんな作者の生涯や人となりを調べ、あわせて感想文にするのも良いかもしれません。感覚が共感できるという部分では文学作品の中では群を抜いているのではないかと思える作品です。 以上、長編、短編ともに読んでみて感想を書きやすいものということで選ばせて頂きました。どれも若い皆さんが読めばもっと瑞々しくて素晴らしい感想や興味がたくさんわいてくるのではないかと思います。ぜひ文学作品も読んで感想文に表現してみて下さい。


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