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2015年第61回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書案内

平成27年の高校生向け課題図書はこの本です!

2015年の課題図書、推薦図書をご紹介します。 全国学校図書館協議会より、課題図書の発表がありました。高校生の部では、以下の3冊が対象の本・指定図書となっています。参考書としてこの中から選んでみましょう。

1冊目は、『マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女』です。

この本は、昨年のノーベル平和賞を受賞したパキスタン人マララ・ユスフザイさんの伝記的な作品です。イスラム教の国の中には、「女性には学問を必要としない」という考え方が根強く残っている国があります。そのような厳しく封建的な方針の中でもマララさんは、女の子が学校で教育を受ける権利を訴えていきます。しかし彼女はイスラム過激派の武装勢力タリバンに襲われて命を落としかけたこともありました。ですが、マララさんは決して諦めることなく女の子が学校で教育を受ける権利を訴え続けます。
彼女はノーベル平和賞受賞の際、スピーチを発表しました。
「インド人で児童労働反対運動の活動をされておられるカイラシュ・サティアルティさんと受賞できたことを光栄に思います。私たちは共に支えあっています。国の違い、肌や宗教の違いは関係ありません。互いに人間として尊重しあうべきです。私たちはあらゆる人権のために闘うべきです。
そして、私の翼を落とさなかった父に深く感謝します。女の子は奴隷になるのではなく、主体性を持ち男の子と同様に認められるべきです。この受賞は闘いの始まりです。私はすべての子供が学校へ行くのを見たいです。」
これは、スピーチの抜粋ですが、本の中で彼女たちが声なき声をしっかりとあげ始めたことがはっきりと記されています。読書感想文の書き方としては、マララさんの勇気ある思いに触れて、世界中の諸問題を考えていきましょう。

2冊目は、マイケル・モーパーゴ著の『希望の海へ』です。

物語・小説となります。
戦災孤児としてイギリスからオーストラリアへと渡っていったアーサーはオーストラリアでひどい仕打ちを受けます。このアーサーが受けた児童移民とは、イギリスからオーストラリア」やカナダ・ニュージーランド、ジンバブエなどに移民させた政策です。イギリスの人々が移民になることが憧れでしたが、実際は引き取られても男の子は肉体労働、女の子は家事奉公人として奴隷扱いされた例が少なくありません。親兄弟と無理やり引き離された人も多くおられ、後年イギリスで大問題となりました。本の話に戻りますが、10歳にならないうちに過酷な現実に向き合わねばならなかったアーサーは苦しい中でも生き抜いていきます。アーサーも姉がいましたがこの政策で姉と離ればなれとなります。
オーストラリアの施設から親友と脱走し、まじめに働いて安心したのもつかの間、親友は事故で亡くなってしまいます。絶望のどん底にあったアーサーですが、その後出会った女性と結婚、娘にも恵まれます。幸せな生活を送っていましたが、姉に会いたいという思いを持ちながらも叶うことなく亡くなってしまします。
その後、アーサーの娘アリーは父が作った船に乗ってイギリスへ伯母を探しに行く大冒険をします。いろいろな人々の助けを得ながらアリーはカナダに住む伯母とコンタクトをとることができ、長年のアーサーの夢を叶えます。
このイギリスの孤児移民政策という私たちが知らなかったショッキングな事実をもとに書かれていますが、夢と希望にあふれた素晴らしい内容の作品です。

3冊目は、『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』です。

これが、ペンギンをはじめとするいろんな生物の生態を「バイオロギング」という機械を使って物理的に明らかにしていく興味深い一冊です。小説ではないですね。どのような生物の実態がかかれているかというと、
第一章では、移動の経緯で南極のアデリーペンギンの動きやアホウドリの飛行経路、クロマグロの回遊、ホオジロザメやザトウクジラの移動についての経過がかかれています。
第二章では遊泳についての考察が上げられています。ここではマグロやサメが意外と遅いスピードで回遊すること、マンボウがなぜ浮いて泳ぐことが出来るのか?そのメカニズムなど不思議な観察記録となっています。
第三章では、計測のすごさが書かれています。ペンギンやアザラシの測定では、先人が様々な努力や工夫を重ねてきた過程が散りあげられています。
第四章では「潜ること」のすごさがあり。いろんな種類のアザラシやペンギンの潜り方
第五章ではヒマラヤ越えも可能にしてしまうアホウドリなどの飛ぶすごさがたくさん書かれています。
生物の生態に興味のある方にはぜひ読んでいただきたいです。
このように、心の琴線に触れて感動的な3冊の課題図書が選ばれています。本を通して、物語の背景や登場人物たちの思いに触れて感動してみてはいかがでしょうか。

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