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2016年第62回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書案内

平成28年の高校生向け課題図書はこの本です!

2016年の課題図書、推薦図書をご紹介します。 全国学校図書館協議会から、課題図書のアナウンスがありました。高校生の部では、以下の3冊が対象の本・指定図書となっていますので、参考書としてこの中から選んでみましょう。

1冊目は、『ハーレムの闘う本屋』です。

主人公のルイス・ミショーが、黒人差別の残るニューヨークのハーレムで、黒人向けの本屋を開いたというお話です。
この物語の面白いところは、主人公のルイスだけでなく、ルイスを取り巻く兄や父母、ルイスにお金を借りたゴロツキなど、様々な視点で物語が紡がれるところです。
ルイスがいかに素晴らしい人だったのかはルイス視点ではわからないので、これは見事な書き方だと思います。
また語り手がどんどん変わるというシステムのおかげで読者に飽きが来なく、物語をスラスラ読むことができます。写真や絵も豊富です。
個人的には「スヌーズ」と呼ばれた少年とルイスの出会いが印象的でした。スヌーズがどのように本屋を好きになり、勉学に励むようになったかは、ルイスの本屋に来た客がどのような行動をとったのかの代表例と言えるからです。
当初は懐疑的な人たちが多かったハーレムでも、ルイスの情熱や行動力から少年からゴロツキまで味方にしてしまうというルイスの人柄の良さが伝わってきます。
大きめの本ですが、スラスラと読めるでしょう。キング牧師やマルコムXと言ったアメリカの黒人指導者についての知識があれば、より楽しく読むことができるはずです。
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2冊目は、『シンドラーに救われた少年』です。

映画『シンドラーのリスト』は有名ですが、この本はタイトル通り、シンドラーに救われた少年という目線で物語が進みます。
ごく一般的で幸せで、好奇心の強い少年が、どのようにして地獄を見るようになったのか、そしてどのように救われたのかが書かれています。
直接的な描写は無いものの、当時のナチスの恐ろしさが胸に迫るように感じられます。
印象的だったのは、ドイツ軍の劣勢が伝えられていても安心できなかったという表現です。それほど、ドイツが負けて開放されても、将来に対する不安はぬぐえないと言った絶望感が伝わってきます。
『シンドラーのリスト』を知っていればもちろんですが、ホロコーストや水晶の夜事件など、ユダヤ人の一連の歴史的悲劇をおさらいして読むことをおすすめします。
家族が引き裂かれ、そしてまた再会し、再会できなかったり・・・そうした日々の苦しさが伝わってくる本です。
面白いのは、中盤までほとんどシンドラーが出てこないところです。シンドラー礼賛、ではなく、当初はシンドラーのことを疑っている描写さえありますが、その方が真実味があって、心に迫る内容となっています。
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3冊目は、『タスキメシ』です。

『タスキメシ』は、駅伝と料理のメニューが交錯して進行するという前代未聞の小説です。
前代未聞と言っても、小説自体はとても面白く、前者二冊の本が小説というよりは歴史的な本なので、この三つの本から小説を選びたいという場合はこの本を選ぶと良いでしょう。
主人公の二人の兄弟と、料理好きの料理部員が主な登場人物です。
スーパーマンのような兄と、その後を追う弟、そしてその二人を見守る女の子・・・彼女がどうして料理が上手くなったのか、そしてその彼女の料理がどのように二人の兄弟に影響を与えたのかというところも見ものです。
比喩的な表現に駅伝やマラソンの表現が使われているところが面白く、陸上部に限らず運動部員なら思わず共感するような部分もあるでしょう。
斬新な本ですが、話としては王道です。スピード感がある話の流れなので、最後までスムーズに面白く読むことができます。

今年の課題図書は以上の三点です。どれも読みごたえのある作品なので、読んで感想文を書いてみてはいかがでしょうか。

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