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2017年第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書案内

平成29年の高校生向け課題図書はこの本です!

2017年の課題図書、推薦図書をご紹介します。 全国学校図書館協議会から、課題図書のアナウンスがありました。高校生の部では、以下の3冊が対象の本・指定図書となっていますので、参考書としてこの中から選んでみましょう。

1冊目は、『犬が来る病院 : 命に向き合う子どもたちが教えてくれたこと』です。

名前に反して、犬が来る病院、と言った要素は前半だけです。後半は、命について、考えさせられる内容になります。
特に白血病患者の闘病の様子、そしてめげずに治療を続けていく患者たちの気持ちなど、患者に寄り添ったドキュメント形式のお話です。
途中、幼い年齢で死んでしまう子供たちと、子供たちに声をかけるチャプレンの会話はじんとくるものがあります。
また、限られた命の中で、どうQOLを上げた状態で最期を迎えられるかなど、その子たちの死を受け入れる家族たちの様子も見られます。
更に、子供たちの死を乗り越え、残された家族がその後どうなったかなども書き綴られ、生命の強さを感じさせられます。
罪のない子供たちに降りかかる病気と言う困難。周囲の人たちはそれをどう支え、見守っていくべきなのか。それを考えさせられる内容です。
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2冊目は、『ストロベリーライフ』です。

会社を辞めてフリーランスのグラフィックデザイナーになった主人公の恵介が、父のあとを継いで苺農園で働くことになった、という内容です。
350ページを超える長編小説です。前半部分は父親が脳卒中で倒れ、後半部分は苺がメイン。主人公には兄弟が多く、登場人物がたくさん出てきます。
個人的面白かったのが「SEO」など現代的なマーケティングの手法が書いてあったことと、「らくらくコッシー」というユーモアあふれる農業アイテムが出てくるところなどです。
田舎の良いところでもあり悪いところでもある、「率直に、ストレートにものをいう」という部分が、読んでいると心にグサリと来るところもあります。
主人公は苺農家になろうと思い苺づくりにのめり込みますが、妻と子供との距離が徐々に離れて行き、クライマックスでどうなるか、と言ったところが見ものです。
他にも苺のおいしさ、富士山の雄大さなどが、挿絵無しでも伝わってくるところが本作の秀逸なところです。

3冊目は、『フラダン』です。

ほぼ男子しかいない工業高校の男子生徒が、異色のフラダンス同好会に入会し、フラダンスに力を注いでいく、という物語です。
まず、この本のテーマはフラダンスと思いきや、「原発事故」が中心になっています。舞台は福島で、被災地の人たちの心境が語られる部分が多いです。やや、重いテーマです。
原発事故の被害者側、加害者側、そして被災地の複雑な心境などが丁寧に語られ、復興とは簡単なことではないのだなと実感させられる描写があります。
物語終盤のフラガール甲子園に向かって練習するも、挫折を経験する主人公たちの様子は鮮やかに伝わってくることでしょう。
原発事故があったがために、なかなか登場人物たちの過去が語られないという点も、よくできています。伏線が気になってあっという間に読み進めてしまいます。
物語系の読書が好きな人はスラスラと読めてしまうこと、間違いありません。
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